「豆腐ラーメン」
そう聞くと「麻婆豆腐ラーメン」みたいな辛いやつかな?と思うんじゃないでしょうか。
埼玉のご当地B級グルメである豆腐ラーメンは、それとはまったく違うもの。
一言で言うなら、やさしさでできたラーメン。
そしてそれが、じんわりうまい。
今回は、そんな「豆腐ラーメン」について紹介します。
豆腐ラーメンって、どんな食べ物?
名前の通り、ラーメンの上に豆腐とひき肉のあんかけがかかっているのが豆腐ラーメン。
醤油ベースのスープの上に、トロッとした餡が乗っていて、見た目はちょっと麻婆豆腐風。
でも、まったく辛くないです。
むしろ、やさしい醤油味で、子どもでもスルッと食べられるくらい。
スープの味を邪魔せず、豆腐のふんわり感がそのまま活かされていて、あんかけのとろみが麺とよく絡むから、スープまで全部飲みたくなるんです。
カロリー的にもそこまで重くないので、ラーメンの中ではかなり胃にやさしい系。
ガツン系のラーメンとは違うけど、不思議とまた食べたくなる。
そんな「実力派B級グルメ」って感じです。
発祥は埼玉・岩槻の「レストラン大手門」
豆腐ラーメンの発祥は、埼玉県さいたま市岩槻区にある「レストラン大手門」らしい。
もともとはお店のまかないとして生まれたのが始まりなんだとか。
「埼玉B級ご当地グルメ王決定戦」で2度の優勝を果たしたこともあり、テレビや雑誌でもたびたび取り上げられるようになりました。
僕は見てないんですが、あの『秘密のケンミンSHOW』でも紹介されたことがあるそうです。
レストラン大手門は、岩槻城址公園の中にある、市民会館の1階に入っているレストランです。
無料駐車場もあるので、車でのアクセスも便利です。
店内は落ち着いた雰囲気で、地元の人らしき家族連れや年配のご夫婦がちらほら。
ラーメンの提供も早くて、ボリュームはしっかり。でも、食後は意外と胃が軽い。
「なんか、もう一杯食べられそうだな」と思ったくらい。
観光がてらふらっと立ち寄るのもありですが、「せっかくなら、発祥の店で本場の味を食べてみたい」という方には特におすすめ。
ラーメン好きも、B級グルメ好きも、一度食べてみる価値ありです。
派手さはないけどまた食べたくなる味
埼玉の「豆腐ラーメン」は、派手さや奇抜さじゃなく、毎日でも食べられるような優しい味が魅力のラーメンでした。
辛くない。重すぎない。なのにしっかり美味しい。
それが、半世紀愛されてきた理由なんだと思います。
「ラーメンに豆腐?」「どうなのそれ?」と思っていた方。
次の埼玉ドライブの目的地に、ぜひ!